出典: カウンターポイント社 *リストウェアはスマートウォッチとバンドを含む。
カウンターポイント社シニアアナリストLiz Lee氏はTWS市場に関して次の通り述べています。
「イヤホンやジャックを様々な機器や箱からなくそうとするトレンドが、TWSセグメントの成長の大きなドライバーとなっている。携帯機器でのメディア視聴が拡大していることも後押ししていることもあり、TWSは必須アクセサリの存在となった。」
スマートウォッチに関しては、2020年こそ需要が弱含んだものの、今年は違う結果になるだろうとIoTと新技術を専門とするカウンターポイント社シニアアナリストのSujeong Lim氏は指摘しています。
「経済の正常化、また、健康やフィットネスへの関心が高っていることから、スマートウォッチの市場は伸びるだろう。中期的には二桁台前半の成長が見込め、もし平均売価が素早く下がれば、もう少し上が狙えるだろう。」
カウンターポイント社のTWS Market TrackerとSmartwatch Model Trackerの最新の数字によると、市場を牽引しているのは高級機であり、AppleはTWS市場の29%、スマートウォッチ市場の28%を2020年第3四半期に占めました。Lim氏は「AppleのiOSによる強力なエコシステム、つまり可処分所得の大きな消費者セグメントが、売上金額のおける成長の大きな原動力となっている。そのため、高級機路線を貫くSamsungの業績も安定している。」と語っています。
さらに続けて、「しかし、値ごろな機器にも、大きな市場機会はある。ヒアラブルでは既にその市場機会が見てとれる。2020年第3四半期にはトップ10社の半分は50米ドル以下、中には一部、20米ドル以下の価格帯による低価格ブランドが占めていた。Xiaomiが第二位に入ったことが、このトレンドの象徴といえる。」とLim氏は語っています。
出典: カウンターポイント社
realmeも、第3四半期にTWSのトップ10入りした低価格路線の注目株であり、その点に関して、Lee氏は以下の通り述べています。
「最近のスマートウォッチへの参入、オンラインチャネル(ネット通販)の強さ、それにヒアラブル市場の勢いを追い風に、realmeはスマートフォンでの成功パターンを再現するかもしれない。そうなると2021年のウェアラブル市場のダークホースとなる。TWSとスマートウォッチを対象とした当社のUser Choices and Preferences Surveysによれば、大部分の消費者がウェアラブルをオンラインチャネルで購入している。そのため、オンラインチャネルに強みがある会社に分があると言える。」
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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